日本ファルコムのパソコン用アクションＲＰＧからの移植。パソコンで一時代を築いた超名作。

　呪われた国エステリアに降り立った１６歳のアドル・クリスティン。彼と６冊のイースの書を中心に物語は展開していく。タイトルの「イース」は作品中に出てくる書の名から来ている。

　原作でストーリーの繋がっていたI、IIを１本にまとめて収録。経験値などはそのまま存続するシステムに変更されている。もちろんそれでもゲーム内容が損なわれないよう、バランスは調整済。基本はトップビュー（一部サイドビュー）のアクションＲＰＧ。

　PC-Engine版の特色としては、原作を元にしたビジュアルシーンの追加、喋るキャラクター、そしてＣＤ音源となったサウンドを挙げることができる。このような移植スタイルが定着したのも、この作品が元祖と言える。

■感想・評価
　友人の薦めで発売日購入。生まれて初めてやったＲＰＧがこの作品です。

　良く出来たシステム、適度な難易度のシナリオと、非の打ち所がありません。半キャラずらしはこのゲームのポイントでしたね。謎解き・ルート探索（私はマッピング不要でした）が楽しくて、シナリオの先が本当に楽しみなゲームでした。もちろん最後まで期待は裏切りません！

　私は気になりませんでしたが、強いて言えば原作のユーザーにとってはビジュアルシーンが不要との声もあります。

　そして何と言ってもファルコムサウンド！　読み込み時間を低減させるために、全ての曲がＣＤ音源化はされていませんが、クオリティが高く、シナリオを盛り上げてくれます！！　今でもポイントのシーンはＢＧＭと共に自分の中に蘇ってきます！！！

　購入後すぐにゲームスタート。途中何回かつまずきつつもクリアして現在も保有。