ストーリー重視のシミュレーションで移植作品。PC-Engine版はロードの少ない美しいビジュアルシーンを誇る。
大銀河シュヴァルツシルト、ソマリ星系。資源をめぐって武力衝突を起こした2国の仲介に立ち、平和的解決を図った隣接国オーラクルムの国王が暗殺され、反乱分子が独立を宣言。亡き国王の皇太子アルシオンが、留学先から帰国するところから物語が始まる。 基本フィールドは宇宙であり、惑星間を航行可能な宙域が繋いでいる。宇宙空間は1ターンに2マス以内しか進めない。 敵と隣接すると戦闘になり、別の戦闘フィールドマップ上で、4隻からなる艦隊を動かし戦闘を行う。戦闘マップにおける移動・攻撃の範囲は、各々の戦艦の能力に依存する。マップは方眼で、地形効果や支援効果といった概念は一切無い。旗艦が戦闘不能または離脱した場合は他の艦が残っていても負けとなる。 資金(お金)の概念があり、収入があるが、修理や防衛衛星配備、造船で資金を消耗する。戦闘以外には新しい戦艦を開発する「研究」、資金源を見つける「小惑星探査」などのコマンドがある。 ■感想・評価 当時としてはその美しくロードの少ないビジュアルシーンに驚きました。 ストーリー性が高く、物語を楽しむシミュレーションとしておすすめできます。が、反面特に戦闘マップの戦闘は、地形や支援という概念が無い分、力押しと陣地取り中心になってしまい、単調で戦略ゲームとしての奥行きに欠けます。 従って、どうしても繰り返し作業が多くなってしまう上に、基本マップも2コマづつしか進めないことから、スピーディーな展開は望めません。 こう書いていくと欠点の多いゲームに感じられるかもしれませんが、それを補うだけのストーリーとビジュアルは期待できます。根気のある方におすすめしたいゲームです。 発売日に購入してクリア。現在も保有。 1999年07月05日 00時00分 更新
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