枝分かれするステージ構成、魚をモチーフにしたボスキャラクター、重低音のボディソニックと横に広い画面が特徴的な、タイトーの横スクロールシューティング「ダライアス」2作目の移植。アーケードは横2画面(3画面タイプも後に登場)の為、1画面に収めるために数々のアレンジが加えられている。
各ステージはクリア後に分岐していき、太陽・水星・金星・月・地球・火星・木星ゾーンの全7ステージでクリアとなるのが特徴。もちろん同じゾーンでも分岐の選択によって構成とボス、エンディングが異なる。PC-Engine版はオリジナルのボスを多く加えて全てのステージに異なるボスを配置し、サウンドもアレンジされている。 IIボタンがショット、Iボタンが下方を攻撃するボム。アイテムはショットパワーアップの赤、ボムパワーアップの緑、レーザーパワーアップの金、アーム(バリヤー)の青、1UP、攻撃すると画面上の敵を一掃する核爆弾がある。 ■感想・評価 あまりの評判の悪さに購入を控えていましたが、96〜97年頃新宿で中古購入。 私が「ダライアス」を初めてプレイしたのはアーケードの「ダライアスII」からなので、このシリーズでは一番思い入れのあるタイトルなのですが... まずアーケード「ダライアスII」のファンの方へは全くおすすめできません。豪快なショットはショット音がしないので壮快感が削がれてしまい、どこか神秘的で陰のあるBGMは軽快なアレンジが加えられ、核爆発の迫力はメガクラッシュに、そして重厚感のあるボスはなんか重みのないオリジナルのボスに置き換えられてしまっています。とにかく原作にある独特の雰囲気が全くありません。 強いて言えばPC-Engine版「スーパーダライアス」風にアーケード「ダライアスII」をアレンジしたら、こんな感じになるかなといったところですが、オリジナルのボスの攻撃パターンもいまいちで「スーパーダライアス」ファンからいい評判を聞いたことがありません。 アーケード版や「スーパーダライアス」に思い入れがなければ、そんなにひどいタイトルではないかもしれませんが... ほとんどやりこむ気が起きず、Eゾーンボスまでしか遊んでいません。現在も保有。 1999年11月01日 00時00分 更新
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